おうじくんの人狼てっぺんとったんで!

KING OF PRISM-PRIDE the HERO-を観てください。

役職欠けと勝率の話

こんにちは。おうじくんです。

今日は役職欠けと勝率の話をしたいと思います。

 

「そもそも役職欠けってなんぞや?」という人も居るかと思いますので、役職欠けについて説明したいと思います。

 

村に参加する人数+1枚村人のカードを入れます。そこから、狼と狐(いわゆるしっぽ付きの役職。猫又なども欠けないレギュレーションが多いです)のカードを全て抜きます。

GMが残ったカードから1枚抜いて、狼と狐のカードを戻してシャッフルした後、参加者に配られます。

この「1枚抜いたカード」が欠けた役職になります。

 

それを踏まえて、「るる鯖」汝は人狼なりや? - オンライン人狼ゲーム での第一犠牲者の戦績を観てみましょう。

チャット人狼では0日目夜から始まり、第一犠牲者が噛まれて村が始まります。この第一犠牲者の役職が上で説明した欠けた役職です。

ちなみにこのデータは3月末にまとめたものなので、現在はちょっと変わってるかもしれません。なんやかんやで記事をまとめるのが遅くなっちゃったんや。キンプリを観て下さい。

 

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私が17人普通村(村7占1霊1狩1共2狼3狂1狐1)が好きなので、そのレギュレーションのみでの勝率を出しています。

村側の勝率が高いなと感じたところは水色、低いなと感じたところはピンクで網掛けしてみました。

村人陣営総合の勝率が49.5%なので、それ基準で考えてます。

 

第一犠牲者が村人(=村人欠け)だった場合

勝率55.7%

まあ当然っちゃ当然。村役職は全生存。狂人も生存しているが、狼にとって吊るべき村人が1人少ない状態になるのと同じなので村勝ちしやすいかな。と思います。

役職欠けなしの勝率が55.7%ってことになるのかな?とも思ったけど、欠けありレギュです!って事前にアナウンスされているので欠けありでみんな進行を考えるだろうし、役職欠けなしの勝率が55.7%ぐらいだよー!ってことにはならないと思います。

たぶん役職欠けなしです!ってアナウンスがあればもう少し高くなると思う。

 

第一犠牲者が共有(=共有欠け)だった場合

勝率50.8%

平均値をちょっと上回る程度にとどまっています。特別高いわけではないですが、平均値よりも上なので水色で網掛けしてます。

共有欠けの場合、村役職と狂人が全員欠けていないことがわかるので一見情報が多そうに見えますが、共有欠けにより確定白が−1され、グレーが+1された状態です。

村人と決め打ちしないといけないグレーが+1された状態になる為、勝率はそこまで上がらないのかな?と思います。

 

第一犠牲者が霊能(=霊能欠け)だった場合

勝率44.4%

占い欠けに比べてそこまで勝率に影響していないかな?と思いました。共有欠けの場合と同じく確定白が−1、グレーが+1された状態になることで勝ちづらくなっていると思います。

霊能COが0の場合、占いに真がいることが確定しているのできちんと狼を飼いつつ、適切なタイミングで占いを決め打ちすればそこまで痛くないです。グレラン2回で狼が飛んで、決め打ちのタイミングで狼占いが吊られるとかはもう事故。

それよりも人外が霊能を乗っ取った場合、ほぼ村勝ちは無いかな〜という印象です。

3−1になった霊能偽とかなかなか追えないよね。私も追えない。

 

第一犠牲者が占い師(=占い師欠け)だった場合

勝率16.4%

そらそうよ 勝率2割切ります。それだけ占い師が重要な役職だということがよくわかるな〜という結果です。

占い欠けから勝てるパターンとしては

初日狂狼-真になり、狂人即噛みが入ったパターン

(狂人が真占いと同じ結果しか出さず、噛まれたパターンも同様)

狐盾進行が成功したパターン

進行役が占い両偽を追い、欠けをみた進行をしたパターン

のどれかかなという感じです。

No.413638「17A普通」村

この村なら狂人が真占いと同じ結果で露出→噛まれで占いロラ→最終日狼吊り

No.125864「ふつうの17A」村

占い欠け初手狂人特攻が狩人にヒット、狩人即抜きとかいうクソ辛い状態でも、共有の指定がめちゃくちゃ良ければ勝てる村もあります

No.264648「17A 50↑」村

これも狂人が真占いと同じ結果で露出→噛まれ→狐が指定され狩人COで露出→真狩人が対抗COして噛まれ→狐吊り→狼吊り

この村に関してはグレランでの狼吊りが村勝ちへ大きく近づいたところかなと思います。村が強ければ狼が吊れて村勝利に近づく、そんな感じ。

 

第一犠牲者が狩人(=狩人欠け)だった場合

勝率37.7%

まじやべえちゃけぱねえです。4割に達しません。

狩人欠けが勝率に大きく響く理由は役職への噛みがすぐ通ることと、狼が狐を噛まない限り狩人欠けでは吊り縄が増えないためです。

特に偶数進行の村の場合は1GJで吊縄が即増えます。超大事。16人村であれば1GJで3吊り余裕ができます。

もう一つ重要だなと思うのは、狩人COによってグレーが狭まることです。

例えば2死体(呪殺=狐死亡)が出た後、平和が出て、グレーから狩人がCOした場合、占い視点のグレーが1つ少なくなります。これが大切。

No.312171「17A初心者練習ムニムニ」村

このログがわかりやすいかな。占いから白を貰わず、平和を出して、詰みのタイミングでCOする。狩人は占い師と同じぐらい重要な役職だと私は思っています。

 

ちょっと脱線するんですが、対面人狼で2日目以降、指定進行をせずにグレランをする場面によく出くわします。あれは人外ウキウキになっちゃうのでやめたほうが良い、と私は考えています。

上の項目で話した通り狩人という役職は、特に連続ガード有りのレギュレーションにおいては非常に重要な役職です。

確定白役職の人(霊能や共有者を引いた人)、自分が指定するなんて怖いよ〜という気持ち、超わかります。でも大丈夫!

グレランで狩人が飛ぶことより、指定先が狩人COして、そこが噛まれてしまったほうがわかりやすいことだってあります。(例:狩人COした先が噛まれた後、平和が出るようなら噛まれ狩人COが狂人や背徳者でないかぎり狐噛み確定です)

狩人を引いた人、指定進行で狩人COをせずに沈むのは非常にもったいないです。あなたが吊られることによって村の吊縄が1つ減ります。

でも、あなたが狩人COすることによって、指定先が代わり他のグレーが吊られ、狼の噛みをあなたに使わせることができます。

どちらが村にとって有利か、明白ですよね?

対面人狼をやっていて狩人が指定進行で早期に沈むところや、グレーが狭まった状態のグレランでグレーの狩人が吊られる場面を良く目にします。もったいない。

指定進行はつまらない、と思う方もいることは重々承知しておりますが、勝率に絡む大切なことだと私は思っています。

 

自陣営の勝利に近づけるよう、みんなで頑張っていこう。

 

アルティメットルールにおける霊ロラの有用性について

こんにちは。おうじくんです。

先日行われた名狼会アルティメット人狼会にご参加頂いた方、ありがとうございました。

白熱した村が多く、参加者のみなさんが「魅せる人狼」をしてくれていたのでスタッフとしてもとても楽しい時間を過ごせました。もっと参加したかったです!

 

さて、今日はタイトルの通りアルティメットルールにおける霊ロラの有用性について書いていきます。

結論としては「どっちでもいいけどやっといて困ることはないよ、有用性は狐ありレギュよりは低いかも?」です。

 

前提として、私は16人村(村6占1霊1狩1共2狼3狂1狐1、役職欠けあり、連続ガード有り、初日占い有り、一斉投票、投票が同数の場合は決選投票3回の後決まらなければ引き分け)のレギュレーションを長くプレイしています。

わかめてやるる鯖でいういわゆる普通村です。

その上で霊ロラという戦略を、特殊なレギュレーションでない限り「やっておいて損はないもの・有効性が高いもの」として認識しています。

その理由は

 

・霊能が狐混じりでないかぎり、狩人&狐保護になる

(占い師が即噛みされるor占い師欠けの場合に狐盾進行ができる)

・霊ロラを完遂することによって占いの決め打ちを1日伸ばすことができる

・占いの決め打ちを伸ばせることによって1日多くグレー精査が出来る

です。

 

では、アルティメットルールで考えてみましょう。

アルティメットルールは13人村(村6占1霊1狩1狼3狂1)です。

 

大きな特徴としては5つ

・役職欠けがない

・狩人の連続ガード禁止

・初日占いは白お告げ

・投票が自由投票、決戦投票2回で処刑者が決まらない場合は処刑者なしで夜が来る

・狐がいないレギュ

 

です。この中で霊ロラの有用性について考えるにあたり、重要視すべきなのは狩人の連続ガードがないことと、狐がいないことだと思います。

その上で、「やっておいて損はないけど有用性は狐ありレギュより低い」と考えます。

 

・狐がいないので保護すべき役職が1つ少ない

→これはそのまんまです。保護すべき役職が狩人のみになります。

 

・狩人の連続ガードが禁止になっている為、狩人という役職自体の価値が下がること

→アルティメットルールでは奇数進行です。つまり1GJが出ても偶数になるだけで、吊りは増えません。そのため吊り数を増やすには2GJを狙う必要がありますが、連続ガード有りのレギュとくらべて難易度が高くなります。

 

また、議論時間が長め・投票前に発言の機会がある為、通常のレギュレーションよりもグレーの議論が活発に行われやすいです。自由投票制なので投票順も推理要素の1つになります。

つまり、グレースケールがしやすい、グレー同士のラインを見やすい。

これも霊ロラをせずグレー吊りを行うメリットの1つとして挙げられると思います。

 

逆に、霊ロラをするメリットは「全視点で1人外吊れる」ことです。先程の繰り返しになりますが霊ロラをすることによって決め打ちを伸ばすことが可能です。

さらに、アルティメットルールでは半PP=確定負け(決選投票で引き分けの場合処刑者なし→狂人以外のグレーを噛めば翌日PPに持ち込める)になるため、偶数進行でも狂人の所在を気にしてゲームを進める必要があります。そういった観点では霊ロラは良い手です。

 

ここまで考えて、私の結論としては「アルティメットルールでの霊ロラは村の進行によって有効度がかなり変わる」「進行によって霊ロラするか、霊能残しでグレー吊りをするか考えることも必要」となりました。

例えば初日に作戦などで3人中2人が霊能COすれば、霊ロラして狩占保護をするのが有効かなと思うし、初日1-1になって占いが即抜きされて、次の日霊能が増えるようならグレー吊りを視野に入れるのもありかな〜と思います。

いろんな手が打てるのがアルティメットルールの良いところだな、というお話でした。

 

個人的な考えで話すなら、初日霊能だけ出して霊能が確定するなら霊能の指定吊りが1番効率いいなと思います。

が、アルティメットルールが好きな人にとってはいわゆる「作戦」をして狼を追い詰めるのが好きだろうし、そのあたりは文化の違いであって、アルティメットルールの村に参加するのであればその文化に慣れ親しみたいです。

みんなで楽しい村を作れたら良いですね。